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2021/02/22 18:40
料理やお菓子作りなどには欠かせない精製された砂糖(白砂糖)ですが、最近は肩身の狭い思いをしています。
それは、砂糖が人体に及ぼす悪影響が多々あることが研究結果で明らかになってきているからです。
一般的に糖分の多い加工物には砂糖が大量に使われていますが、様々な悪影響を体感されている方も多いかと思います。
例えば、糖分を摂り過ぎた後、少し経ってから頭が重かったり頭痛がしたりといった経験ありませんか?また運動をしている方ですと、糖分を摂り過ぎた後、即効でスタミナが落ち、疲れやすくなっているといった経験ありませんか?
今わかっている砂糖の悪影響は、下記のようなものがあります。
・精神の浮き沈みやうつ症状の誘発
・片頭痛の誘発
・認知症(アルツハイマー)の誘発
・睡眠の質が悪化
・糖尿病(肥満)リスクの上昇
・老化の加速
・スタミナ不足
・肌荒れ
・空腹感の増加
うつや頭痛、認知症などから、とかく脳への影響が非常に大きいことが分かります。
これは、急激に血糖値を上げる砂糖が体内に入ると血糖値を下げようとして膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げますが、糖分が多すぎる生活を続けていたり、急激に沢山の糖分が体内に入るとインスリンの調整不足となり、血糖値が乱高下します。このような時は糖尿病ではない方でも一時的に低血糖状態になることがあり、この低血糖の症状の1つに頭が重かったり、頭痛を引き起こします。
そしてこのような血糖が乱高下や高い状態が続くと、糖分が血管を通して脳の神経細胞にダメージを及ぼすといったことから精神に関係あるうつ症状の誘発だったり、理性や記憶に関係する認知症(アルツハイマー)の誘発が発生するといった研究報告がされています。
これらは他の悪影響にも及び、うつ症状の誘発はその前段階で不眠といった睡眠の質の低下を招いたり、糖分がいつまでも吸収されずに回遊すれば血管へのダメージもあり、老化の加速、肌荒れ、スタミナ不足などを招きます。
空腹感の増加は、砂糖の糖分は血糖値を急上昇させるだけでなく、急降下もさせます。この急降下が原因で脳が空腹を誤認識してしまうことから空腹感が発生し、食べ過ぎてしまうといったことに繋がります。
このように悪影響があると言われる砂糖ですが、中々ゼロにすることは難しいとは思います。ただ、私たちの生活の奥深く入り込んでいる砂糖でも少なくすることは可能かと思います。
身体のことを思って、できるものから砂糖を減らすといった意味から、当店で扱いますドライフルーツには、一切砂糖が使用されておりません。市場に出ているドライフルーツの多くに、砂糖が使われているケースが多いことをご存じですか?
ドライされたフルーツが持つ自然の優しい甘味や酸味を感じてもらいたいといった理由が筆頭に挙げられますが、その他にも砂糖を使用しない理由があります。
砂糖を使用したドライフルーツには下記のような特徴があります。
・味の誤魔化し
・色映え
・長期保存
味の誤魔化しは、ドライされるフルーツを完熟せずに収穫するも自然の甘さが足りないことから余り美味しくないので、砂糖の甘さを添加して食べやすくし、本来のあるはずっだった完熟の甘味と酸味といった旨味を人工的な甘味のみにすり替えてしまうといったことです。完熟したフルーツをドライすれば、水分が飛び、更に味や本来の甘さが凝縮されます。
当店のドライフルーツに砂糖を添加していないのは、完熟のフルーツだけを使用しているので、その必要がないからです。フルーツの本来の優しい甘さと酸味を是非ともお楽しみください。
色映えは、フルーツがドライされた時に枯れ草と同様に色が落ちます。この色が落ちた状況だと見栄えはけして良いものではありません。見栄えが悪いと人は敬遠しがちになります。商売優先のことを考えると見栄え重視として砂糖を添加することで、色が鮮やかになり、売れるようになります。
当店のドライフルーツには砂糖を添加していないので、色が悪いものもありますが、それは砂糖が入っていない健康への安全・安心のサインでもあります。自然の美味しさをそのままご堪能いただければと思います。
長期保存は、商品に大量の砂糖が添加されることで、菌等の繁殖が抑えられ傷みにくくなります。塩と同じような効果です。これも商売優先の都合上、在庫品となった場合でも、賞味期限(消費期限)が長くなることで廃棄リスクが減るといったことがあります。
当店のドライフルーツには砂糖を添加せず、また完熟のフルーツを使用しているので、更に賞味期限は砂糖入りドライフルーツよりも短くなりますが、ご購入されるお客様の健康のことも考え、これからも砂糖を使用しないドライフルーツのご提供をさせていただきます。